Cドライブの空き容量が少なくなってきたものの、
不要なファイルが見当たらず困った経験はないでしょうか?
特に、最近はSSDをはじめ色々なものの価格が高騰しており、
気軽にストレージを買い足しづらい状況になっていると思います。
Windowsでは、「休止状態」という機能を実現するために、
hiberfil.sys というシステムファイルが保存されています。
このファイルはメモリ内容を保存するために使用されており、
環境によって差はありますが、数GB〜数十GBの容量を使用している場合があります。
しかし、休止状態を使用していない場合、このファイルが必要になる場面はほとんどありません。
そのため、休止状態の機能を無効化することでhiberfil.sys が削除され、
Cドライブの空き容量を増やすことができます。
本記事では、Windows11で休止状態を無効化する方法や、
実施前に確認しておきたい注意点についてまとめています。
PCの休止状態とは
休止状態とは、PCの現在の状態をSSDなどのストレージへ保存した上で、PCの電源を切る機能です。
通常のシャットダウンとは異なり、
開いていたアプリや作業状態を保存したままPCを終了するため、
次回起動時に前回の状態を復元できます。
また、スリープとも異なり、休止状態では電源をほとんど消費しません。
そのため、ノートPCなどでバッテリー消費を抑えながら作業状態を保持したい場合に利用されます。
hiberfil.sysとは
hiberfil.sys は、Windowsの「休止状態」を実現するために使用されるシステムファイルです。
休止状態では、現在のメモリ内容をストレージへ保存した上でPCの電源を切ります。
このとき、保存先として使用されるのが hiberfil.sys です。
このファイルは、WindowsがインストールされているCドライブ直下に作成されます。
メモリ内容を保存するという特性上、
PCに搭載されているメモリ容量が大きいほど、hiberfil.sys のサイズも大きくなる傾向があります。
環境によって差はありますが、数GB〜数十GBの容量を使用している場合もあります。
hiberfil.sysの確認方法
- エクスプローラーを開き、以下のように 3点リーダー > オプション をクリックする

- 表示タブをクリックし、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択する

- 続けて、その下部にある「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外し、OKボタンをクリックする

- 上記設定後、Cドライブを開くと以下のように hiberfil.sys ファイルが確認できる

筆者環境(メモリ32GB)では、約13.3GBのサイズでした。
無効化してよいケース
以下に該当している方は、休止状態の無効化を検討してもよいでしょう。
- 普段、シャットダウンやスリープのみで、休止状態を使用していない
Windows11では通常、「休止状態」は電源メニューに表示されません。
休止状態を使用する場合、設定から電源メニューに「休止状態」を追加する必要があります。
そのため、「休止状態とは?」となっている方は、その時点で休止状態を利用していない可能性が高いです。
無効化する場合の注意点
休止状態を無効化すると、休止状態の機能が使用できなくなります。
そのため、普段から休止状態を利用している場合は、
無効化することで少し不便になる可能性があります。
また、Windowsでは「高速スタートアップ」という機能にも
休止状態の仕組みが利用されているため、
休止状態を無効化することで、シャットダウン後のPCの起動速度に影響する場合があります。
なお、休止状態は後から再度有効化することも可能です。
まずは、hiberfil.sys によってどの程度容量が使用されているかを確認した上で、
必要に応じて無効化を検討するとよいでしょう。
休止状態を無効化する方法
休止状態の無効化は、コマンドプロンプトで行います。
1.コマンドプロンプトを管理者権限で起動する
スタートメニューを開き、「cmd」と検索します。
次に、検索結果に表示された「コマンドプロンプト」の「管理者として実行」をクリックします。

2.休止状態を無効化する
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
powercfg /hibernate off
実行後、エラーが表示されていなければ完了です。
3.hiberfil.sys が削除されたことを確認する
Cドライブを開き、hiberfil.sys が削除されていることを確認します。
(確認方法は前述)
以下のように hiberfil.sys が削除されます。

また、Cドライブの空き容量も hiberfil.sys のサイズ分だけ増加しています。


休止状態を有効化する方法
基本的な手順は無効化するときと同じです。
コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、以下のコマンドを実行します。
powercfg /hibernate onまとめ
Windows11では、休止状態の機能によって hiberfil.sys というシステムファイルが作成されています。
hiberfil.sys はメモリ内容を保存するために使用されるため、
環境によっては数GB〜数十GBもの容量を使用している場合があります。
普段から休止状態を使用していない場合は、
機能を無効化することで hiberfil.sys を削除し、
Cドライブの空き容量を増やすことが可能です。
ただし、休止状態や高速スタートアップに影響するため、
利用状況を確認した上で無効化を検討するとよいでしょう。

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